Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

大晦日

テーブルセッティング。銀を基調にしました。

テーブルセッティング。銀を基調にしました。

前回のメールでもちょっと書きましたが、日本とヨーロッパの大晦日はかなり違います。私が「大晦日=家族と過ごす日」としていたからかも知れませんが、日本ではそこまで夜更かしせず、元旦の朝は家族揃ってお雑煮とお節の朝食といった感じでした。こっちは違います!!!ざっと大晦日〜新年の流れを紹介します。

私たちの家にお客様を招くことになったので、メニューを3日位前から考えました。カナッペ、サラダ、サーモンパテ、魚介スープ、お肉、ケーキ3種と決定。2日前から買出しや準備が始まり、前日は夜中過ぎまで料理の準備やら飾り付けやらをしていました。

カナッペの準備は男性の仕事。

カナッペの準備は男性の仕事。

夕飯は8時半頃から開始。いや、8時半からお酒とカナッペが開始です。皆と会話を楽しみ、初めて知り合う人ともここで話をいろいろしておきます。

10時半にテーブルディナー開始。大体、おもてなしする側のカップルは隣同士に座らず、他の人との会話を楽しむようにします。この辺りの席順も食事の時の雰囲気に影響するので大事。ここで、私たちが準備した料理と買っておいたワインをサーブしました。

ブドウを食べる準備完了。

ブドウを食べる準備完了。

12時前にカウントダウンの為に別の部屋に移動。そこには既にクラッカー、紙の帽子や笛が置いてあり、さらにブドウが12粒ずつ入った袋が置かれています。スペインでは新年になる直前の12秒間、左足を上げながら1秒ごとに1粒のブドウを食べると縁起が良いとされていて、苦しみながらも食べました。(1秒に1粒って、結構つらいです!)

その後はお決まりのHug&Kissです。皆で笛をピーピー吹いて、紙の帽子をかぶり、そこから外にでて打ち上げ花火をじゃんじゃんやりました。どの家庭でも打ち上げ花火をしていてなかなか壮観でしたよ。

そこからが大変!お友達と一緒にその後デザートを食べ、コーヒーを飲み、踊りたい人たちはサルサを踊ったりし、皆で話しつつ5時過ぎまで過ごしました。やっぱりこれだけはしゃいだ後に英語とスペイン語でずっと会話を続けるのはつらい。。。最後は半分眠りかけてました。。。

1日は日本と違い、皆朝寝坊です。朝寝坊どころか午後起床でした。前日食べ過ぎて、食欲も大してありません。が、やっぱりこっちのお祝いも良いなと改めて思いましたね。
今回いろいろ感じたこと。

  • 男性陣も料理に参加

カナッペの準備、ワイン選び、買出し、ケーキの飾りつけは全て男性陣がしてくれました。これがどうやら当たり前のよう。こういう手伝いで、男性もどんどんセンスが磨かれていくのね、と感心しちゃいました。

マンゴータルトの飾り付けも男性の仕事です。合格!

マンゴータルトの飾り付けも男性の仕事です。合格!


上出来上出来♪

上出来上出来♪

  • 飾りつけ

前回同様、彼のママのセンスに脱帽でした。スパンコールをテーブルに載せてみたり、お皿にコケとライムと一緒にろうそくを置いたり、決して高いものばかりを使っているわけではないのに、本当に洗練された感じでした。もう少し学びたいものです。

こんな白いポインセチアもクリスマス過ぎず素敵でした。

こんな白いポインセチアもクリスマス過ぎず素敵でした。

  • 踊る踊る

こっちは皆よく踊るとは思っていたけど、パーティーに招かれた40代、50代の人がなんとも激しく踊るのです。子供が25−30才という感じだから、私たちの両親と同世代。私はおば様たちにサルサやタンゴを教わり、すっかり感心し、そして疲労しました。いやぁ、こっちの人はタフです!

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12 Comments

  1. 素敵な年越しの様子、ありがとうございます。
    みんなで協力するところが、ほほえましくステキですね。
    踊る踊る。 私も実感してます。 以前スカンジナビア3国合同のクリスマスイベントに参加したことがありますが、各国大使を含め、大幅に予定延長で、夜中までダンスパーティだった事を思い出します。 実はココのラッキー・ドローでVolvoのマウンテンバイクを当てたことがあります。 別の年には、テンピュールの枕だったり、いつもラッキーなパーティです。
    写真からは、これから始まる豪華でステキな年越しディナーの予感が伝わりますね。

  2. このおっさんたち相手に朝5時までかー
    やっぱりスペイン人はタフやねー
    その相手、お疲れ様でした。
    昔、ボストンでルームメイトになったスペイン人も夜通し騒いでいて大変でしたよ。

  3. 楽しそうでよかった、よかった。
    でも、スペイン滞在中にこれが起きたら死んでいたと思う・・・8時間の時差があると、普段夜更かしの私でさえ、夜中の2時はつらかったもんねぇ、夜中の5時まで踊るのは・・・

  4. すご〜い。ほんとに文化っていろいろあるんだね。片足でぶどうを食べると縁起がいいなんて、どこからそんなことになったのか不思議だね。でも、そういう言い伝えみたいなものがあるっていうのはなんか日本もスペインも同じなんだなぁって共感を覚えたり!!サルサ踊るあたりはさすがスペインだね☆

  5. すっごいアクティブな年越しね〜!
    うらやましいっ!!!
    私は相方の両親と共に年越しカラオケ!
    ちょっと規模は違うけど楽しかったよ。
    大事なのは大切な誰かと時間を共有して、楽しむってことね。
    そういったことは国境を越えて同じだ===!

  6. >鑢さん
    いいですね、テンピュールの枕!そういえばあれはノルウェーかどこかの製品でしたよね。うちにはマットレスもありますが、本当に快眠ですよー!
    とても楽しかったですが、やはり体力がいるなと実感した年でした(笑)
    >Goさん
    スペインは皆騒ぎますからねぇ。
    今回はお客さんの中にイギリス人が二人いたんですが、彼らも負けず劣らず踊り好きで、次の日は筋肉痛でしたよ。
    >いづみちゃん
    うん、いっちゃんにもこっちに来てほしいけど、もし大晦日パーティーに来るなら、少し余裕を持ってきた方が良いと思われるよ。
    >あいあい
    何か片足立ちでブドウを食べるのはゲームのようだったよ。
    こっちに来てから、もう少し踊りを練習しようかな、と興味が湧いてきてるのだ。日本でもやっておけばよかったかなー。
    >Cim
    アクティブすぎて途中でショートしてたけどね(笑)
    こういう風に皆と同じ時間を共有できるのってすごく大切だよね。そして、共有するからには楽しく思い出深いものにしたいものだよ。
    というわけで、Cimも楽しい年越しをしたみたいだね!
    カラオケ懐かしいなぁ。

  7. あけましておめでとうございます!!
    やっぱり外国の方はパーティー好きだし上手いですよね〜
    すごい参加したくなりました!(ダンス以外。。)
    右写真の女性、すっごい背高い!?
    ヒザの位置がありえない!!

  8. >木綿子ちゃん
    おめでとうございます!!
    ダンス、キメさんなら軽やかに踊ってそうだけどなぁ。
    あの女性は身長180位。
    そんな高いスペイン人見たことないんだけど、やっぱりルクセンブルグで育つと背が伸びるのかしら。
    本当に足が長かったよー!

  9. ブドウの話をパリと日本育ちのアメリカ人の友達に話したら大ウケでしたが、日本も節分に恵方を向いて無言で太巻きを食べる風習があるんだよーって教えてあげたら、アメリカにはそんな面白い風習がないって残念がってました。
    ところ変われば、って感じで世界の風習は聞くだけでも楽しいねぇ。
    他にもスペイン/ルクセンブルグに特有の面白い風習ってあったら教えてねー

  10. >あーや
    私アメリカにいた時はドイツ人の友達の家庭に泊まってお祝いしたんですよね。なのでアメリカの風習が何なのかをまったく知らないのです。
    面白かったことと言えば、ツリーに本物のローソクが何本もついていたことでしょうか。「木が燃えるぞ」って思ってみてました。
    また何かあったら書きますねー!

  11. あけましておめでとうございます!
    私のお正月像というものは、Harukiさんと似ていて家族で過ごす。静かに時刻が翌日になるのを待って、時計が0時を指した瞬間、新しい年が始まったことを実感する、という具合でパーティーのような感じとしてはあまり捉えてないです。でも、ちょっと騒ぎながらの新年も体験してみたいものです。
    ところで、テーブルのセッティング、本当に可愛らしい!料理を口に運ぶ前に視覚から味わう、といった感じですごくオシャレに感じてしまいます!

  12. >マスミちゃん
    あけましておめでとう!
    うん、騒ぎながらの新年もすごく楽しいよ。家族とだけじゃなくて、その友人とも新年を迎える瞬間を共有するって素敵だな、って思いました♪
    こういうテーブルセッティングは、やっぱりヨーロッパの文化だなって思います。和と融合させたいんだけど、このさじ加減がなかなか難しくて。間違えると、こっちの人から見れば「ヨーロッパの洗練されたスタイルを知らない人」になってしまうのよね〜。純和風の方が簡単な位かも。