Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

誕生会

誕生日に同僚からもらったお茶とティーポット

誕生日に同僚からもらったお茶とティーポット

3月11日は私の誕生日でした。スペインに来てから迎える5回目の誕生日。来て間もない頃は夫と二人でささやかにお祝いした誕生日も、もう5年目にもなるとお祝いしてくれる友人が沢山できて、それだけで本当に嬉しいことだと感じます。日本にいてももちろん誕生日は嬉しいものですが、全く誰も知らない環境からの変化というものは本当に大きくて、それだけで感慨もひとしおです。

お祝いは前日の3月10日から開始。誕生日が近い人3人と一緒に、仲良しの同僚を誘ってレストランでお昼をご馳走しました。もうご存知の人も多いと思いますが、スペインでは誕生日の人がご馳走するんです。バルでビールをおごったり、ディスコでカクテルをおごったり、家で手料理を振舞ったり・・・と色々方法はあります。私の職場では、皆の朝食用にチュロスを買う人も多いですよ。受付の女性に量を指定して注文してもらうので、特に手間もかかりませんし、値段も20~30ユーロ程度。リーズナブルだと思います。ちなみに、皆で夕飯に行ったりすると、時々誕生日でもないのに「お誕生日おめでとう!」と友達に言う人がいますが、これは裏を返せば「皆の分おごってくれる?」となります。要注意です!

職場の同僚からのプレゼントの一部。この組み合わせ、私だったら考えつかないです!

職場の同僚からのプレゼントの一部。この組み合わせ、私だったら考えつかないです!

これだけだと出費だらけの誕生日ですが、もちろんご馳走して終わりではありません。職場での朝食のケースは別として、普通招待された人は皆何らかのプレゼントを準備します。今回のお昼のご馳走のケースでは、私達3人が10人強の同僚をランチに誘い、その3人で割り勘にしましたが、その一方で、誕生日プレゼントの担当になった女の子達がお金を集めて私達それぞれにプレゼントを選んでくれました。どれも個性があって本当に素敵でした。

私のプレゼントは、大きな花柄のノースリーブシャツと、それに合わせて使える皮ひもとパールでできたブレスレット、ショール、髪留めがセットになったものと、ガラスのティーポットとお茶のセットでした。自分では選ばないようなデザインの服をこうして選んでもらうと、いつもとは違うものに挑戦できて嬉しいものですね。しかも洋服のサイズがぴったりでびっくりしました。さすが、こっちの女性は洋服の型や色にこだわるだけあります。お茶は日本茶で、必ずしも上質のものではありませんでしたが、缶もティーポットもモダンで素敵だったので、これから大切に使おうと思います。

トータルコーディネートをしてもらうのも良いですね♪

トータルコーディネートをしてもらうのも良いですね♪

3月11日。誕生日当日。職場では、仲の良い同僚達が皆朝からお祝いしてくれ、それを聞きつけた日本人の上司もお祝いをしてくれました。スペインではこういったお祝いの時には両頬にキスをしますが、日本人同士(しかも上司!)だと何だか不思議です。でも、他の人たちとそうして挨拶することに慣れているので、「まぁこれで良いかな」と挨拶(笑)めでたい時には何でも嬉しいのです。(でも、いつもはしませんよ。)あと、スペインでは誕生日に「年の数だけ耳を上下に引っ張る」ということをします。ちょっと節分のお豆の数みたいです。

夜は夫と夫の弟と3人でタイ料理のお店に。スペイン料理は辛くないので、久々にピリッと辛いものを食べて大満足。二人から、私が以前から観たいと思っていた『サルスエラ』(Zarzuela)というスペインオペラの一つ “La Rosa del Azafrán (サフランの花)”という演目のチケットをプレゼントにもらいました!以前からサルスエラの曲を聴く機会は沢山あったのですが、実際にサルスエラの舞台を観たことはなかったので、本当に嬉しかったです。しかも、私の大好きな歌 “El Sembrador del Azafrán (サフランの種を蒔く人)” が入っているこの演目を観られるとあって、今から本当にわくわくしています。

フランス語版。写真が本当に素敵です。

フランス語版。写真が本当に素敵です。

夫からは、その他にマカロンのレシピ本をプレゼントにもらいました。最近何度かマカロン作りに挑戦しては失敗を繰り返していた為、彼曰く、「きちんとしたレシピがあった方が良い」とのこと。1冊は有名な本ですがフランス語、もう1冊は日本人の女性が書いたものの英語版・・・語学の勉強にもなりそうです (^^;)

日本の家族や友人からも色々なメッセージをもらいました。家族のメッセージはいつもらっても嬉しいものです。特に、父からのメッセージは嬉しかったです。夫の両親からは、素敵なカードと折りたためる素敵な白のバッグです。

そして、義父の誕生日も3月ということもあり、16日に夫の両親、夫と彼の弟、私の5人でお気に入りのレストランに行ってお祝いをしました。とても和やかな雰囲気の中、皆でワインを傾けつつゆっくりと話すことができ、思い出に残るお祝いとなりました。そして、支払いは誕生日の義父が。(私は免除!)

皆に感謝でいっぱいの誕生日(及び前夜祭・後夜祭)でした。
でも、誕生会は今週末も続きそうな気配です!!

Tagged as: , ,

6 Comments

  1. Harukiさん、お誕生日おめでとうございます。
    私も偶然うお座です。私はセビリャでのあるセミナー参加をプレゼントしてもらいました。大満足!月末義母のお誕生日は甥たちと共に、お寿司を作って祝う予定です。それにしてもスペイン人はパーティ好きですよね。

    • Chihoさん、ありがとうございます。
      一緒のうお座なんですね!Chihoさんのブログはいつも(失礼ながら)私好みだと思っていましたが、うお座だからでしょうか(笑)

      セミナー参加をプレゼントにもらうなんて良いですね。
      物をプレゼントにもらうのも良いですが、観劇やセミナー、旅行といったプレゼントも素敵ですよね。
      充実した時間を過ごせるのは何よりの宝物だと思います★

      >それにしてもスペイン人はパーティ好きですよね。

      本当に・・・。
      楽しいのですが、私は未だに朝の4−5時というのは辛く感じてしまいます。
      やっぱり、遅く帰って寝て朝寝坊をすると、何となく一日を無駄にしてしまった気がするんですよね。
      これは農耕文化の日本人気質でしょうか?!

  2. 遅ればせながらお誕生日おめでとう!!プレゼントもらえるとしてもパーティーに来る人全員の分を
    おごらなくてはいけないのは大変だね・・。日本だとプレゼントもらえる上に食事も作ってもらえたり
    するので、ある意味恵まれた文化かと思います。。

    トランジットするマイアミでホテルに泊まらず食べて飲んでクラブで踊って一晩過ごしたのだけど、
    やっぱりラテン系の人は熱いねえ。ずっとハイテンションでした。
    でも、クラブの盛り上がり方だと日本の方がもっと熱い気がしました。何だか混雑地帯での
    集団催眠的な面ではこっちの方が強烈みたい。(まあ、良くも悪くも流されやすい民族ですからねえ・・)

    • どうもありがとう!
      日本はプレゼント&食事で恵まれた文化だとは思うけど、その分本当に親しい人のお祝いに限られているかも知れないよ。
      スペインの方が出費はあるけれど、私はどちらも好きです(^^)

      >トランジットするマイアミでホテルに泊まらず食べて飲んでクラブで踊って一晩過ごしたのだけど、
      やっぱりラテン系の人は熱いねえ。ずっとハイテンションでした。

      うん、確かに夜中でもあのパワーというのはすごいと思います。
      しかも、これが毎週末続くので、体力の違いに驚かされます(笑)

      >でも、クラブの盛り上がり方だと日本の方がもっと熱い気がしました。何だか混雑地帯での
      集団催眠的な面ではこっちの方が強烈みたい。(まあ、良くも悪くも流されやすい民族ですからねえ・・)

      日本人の方が、慣れている人は踊りがうまい気がするし、盛り上がりもあるかも知れない。
      こっちは「とにかく楽しく踊れ〜」という人が多いので、うまい人は本当にうまいし、そうじゃない人は・・・かなり・・・。それでも楽しんでいる所が良いとは思うけれどね(^^;)

  3. 遅ればせながら・・・お誕生日おめでとうございます♪

    素敵なお洋服ですね!
    お店で発見して気になっても、自分で買うのは迷ってしまいそうですが
    プレゼントしてもらうと、チャレンジできちゃうのって、不思議ですよね^^

    ショールも、元気になりそうな色ですね☆
    素敵です~~!!

    マカロンの本も、オシャレですね^v^
    レシピを見て作ったマカロンの写真を、楽しみにお待ちしております♪

    楽しい誕生日を過ごすと、これからの一年もワクワクしますね☆
    素敵な一年になりますように・・・♪

    • Annaさん

      ありがとうございます!
      洋服はとても気に入っているんですが、やはり買うとなるとチャレンジです。
      この差が面白いですよね(笑)

      >レシピを見て作ったマカロンの写真を、楽しみにお待ちしております♪

      素敵にできたら(いつになるでしょうか?)載せたいと思います。
      それまでしばしのお待ちを!

      Annaさんに今年はまたお会いできたら嬉しいです★