Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

Sahagún (サグン)

村にあるサン・ロレンソ教会。

村にあるサン・ロレンソ教会。

先週水曜日と金曜日が祝日、木曜日も授業がなかったので、木曜の夜から彼のおばあちゃんの田舎に行ってきました。場所はCastilla y Leon県のサグン(Sahagún)という村です。本当にちっぽけな村ですが、Santiago de Compostelaへ行く巡礼の道の通過点にもなっていて、歴史がたくさんある村です(Santiago de Compostelaについては8月の日記をご参照。)

村自体は1時間もあれば全部見て回れる広さですが、広場は昔のまま存在し、13世紀に建てられた教会も、14世紀に建てられた修道院も、19世紀の終わりに建てられた家々も全部残っています。スペイン内戦の後、フランコ独裁政権下ではこの村の人もたくさん処刑され、彼のおじいちゃんの弟も「カトリックの洗礼を受けていない」という理由で銃殺刑になったそうです。(理由はどうであれ、反体制派を殺すという目的があったわけですが。)

村の男性の娯楽はバルで飲みながらタパスをつまみ、皆でおしゃべりをしたりゲームをしたりすること。女性の楽しみは、バルや友達の家でおしゃべりをすること。良い点は、皆お互いに知り合いなので仲間意識があるところでしょうか。子供は外に出しても皆の目が行き届いているので、すくすく育っていきそうです。その反面、村にいるアジア人は私一人だったので、どこに行っても注目されました。おばあちゃんと一緒に教会に行った後は、「中国人がミサに出ていたー!」と街中の噂になっていましたし。。。まぁ、村には良い所も悪い所もあると感じました(笑)

村のおばあちゃん達の集まり。結構ごてごて感のある格好が好きみたいです。

村のおばあちゃん達の集まり。結構ごてごて感のある格好が好きみたいです。

また、毎週土曜日に開かれる市場にも行ってきました。こういう村の良さは、美味しくて新鮮な食料がたくさんあること。野菜の美味しさにはびっくりです。

ニンニク屋さん。

ニンニク屋さん。

八百屋さん。野菜の色が鮮やかです。

八百屋さん。野菜の色が鮮やかです。

でも、このウサギは食用!!うー、生きてる!!

村の人はウサギの調理方法を良く知っているとか。。。

村の人はウサギの調理方法を良く知っているとか。。。

最後の赤い下着は、新年に身につけると縁起が良いとされているものです。日本でこんな風に赤い下着を売っているのは見たことがないですね。でも、こっちではおばあちゃんでも赤い下着をはいたりします。こういう所は「女性らしさ」を大事にする良い文化なのかな、と思いましたよ。

赤専門というのも面白いですね。

赤専門というのも面白いですね。

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9 Comments

  1. 日本のペットショップにいるウサギと違って、
    シンプルなルックスがいたいけですな。
    中国・広州の市場は犬・猫も売ってました。

  2. う、うさぎ(><)
    はるきさんがちゅ、中国人(><)
    あ、赤い下着(*◇*)
    衝撃的です、スペイン☆

  3. 野晒しの赤下着はケッコー強烈だねぇ〜!男性も正月は赤い下着なのかなぁ?>カレに聞いてみて〜!
    それにしても、やはりヨーロッパは古い建物がきちんと保存されていて、いいなぁ、と思うよ。地震天国の日本では難しいかもしれないけど、多少は昔の町並みを残す努力もすればいいのにーと日々思ってまする。

  4. ウサギはちょっと怖いね。
    最近音沙汰無かったと思ったらそんなとこ行ってたんだ。。
    アジア人の代表はやっぱり中国人なんでしょうか。
    私も海外行ったときニーハオって客引きをかなり見ました。。

  5. >Goさん
    シンプルでしたけど、足を縛られていて何だか可愛そうでしたよ。中国広州、いつか行ってみたいです。犬猫を食べにではないですよ。
    >木綿子ちゃん
    そうそう、最初は毎日が衝撃だった。豚が真っ二つになったのが肉屋に運ばれたり。。。でも美味しいのよねぇ♪
    >あーや
    彼は赤い下着は持っていませんが、どうやら女性限定ではないようですよ。
    建物が古いのはやっぱり感動ですね。古すぎて統一感ないのも多々ありますが、それも「歴史」で許されるのが不思議(^^)
    >Hoffnungさん
    アジア人の代表かは分からないけど、少なくとも韓国人&日本人よりは幅をきかせてるね。中国人のすごいのは、言葉がほとんど話せなくても商売をやってること。中華料理店とか、スペイン語通じないんだよね。

  6. 市場で赤い下着って、なかなかどこの国でもお目にかかれるものじゃないですよねー。
    外国旅行すると感じることなんですけど、基本的にみんな、おしゃべりすることが大好きなんですね!この町もおしゃべりをして過ごす時間が本当にたくさんあるんだろうな、って感じます。

  7. ヨーロッパの広場と市場が好きです。
    必ず写真撮っちゃいますね。 特に花屋さんとか
    八百屋さん。(←すごく不似合いな漢字3文字 なんて言えば
    カッコいいかな?)
    香港の雑踏の露天も好きです。 ブタを1ぴき担いだオジさんが
    急に出てきて脇をすり抜けたり、不思議な肉がぶら下がっていたり。
    魚の売り方も面白いですよ。フナの解剖のようにお腹を裂いて
    うきぶくろを見せるんです。ココが新鮮さを見分けるポイントのようです。
    生きたウサギはちょっと慣れてませんね。(笑)
    ピーターラビットのお話でも、ピーターの兄弟は、
    パイにされちゃいましたね。
    美味しいんでしょうね。

  8. >マスミちゃん
    そうだね、みんなおしゃべり好きだよ。本当に会話=コミュニケーションというのがよく分かる感じ。
    やっぱり日本の方が時間に追われている感はあるかなぁ。でも、夜の9時から夜中の1時まで夕飯とか、それは行き過ぎだと思う時もあるよ(笑)
    >鑢さん
    私もヨーロッパの広場と市場は大好きです!市場はお店のおじちゃん達と知り合いになると会話がずっと続いたりして、そういう人と人とのつながりがまた嬉しかったりします(^^)
    あと、売られているものや売られ方を見ると、その国の文化が随分わかる気がしますよね。
    香港のブタを担いだ人、今度是非見てみたいです!
    ウサギは絶品です。私の大好物は、ウサギとニンニク、ローズマリーのパスタソースです。鶏肉がちょっと柔らかくなってちょっとだけクセがついたような感じでしょうか。