Despedida de Solteros
新郎新婦。コスチュームが最高！
私たちの友人の結婚前パーティーが友人宅で開かれました。英語ではBachelor Partyと呼ばれるこのパーティー、スペイン語ではDespedida de Soltero/Soltera （男性か女性かで最後の単語の性別が変わります。）と呼ばれます。訳すと「独身さようなら」。内容は人によって様々ですが、一般的には何かテーマを決めて仮装をし、新郎新婦はその中心という流れになります。面白いのは、「結婚したらできないことをして思いっきり楽しもう」という発想があること。というわけで、普通は男性は男性のみ、女性は女性のみでお祝いします。
闘牛まで始まっちゃいました（笑）
今回の友人ディエゴ(Diego)は私たちが親しくしている友人を通じて知り合った人で、母親はスペイン人、父親はデンマーク人のデンマーク在住の建築家です。結婚相手リッケ(Rikke)はデンマーク人。とても笑顔の可愛い朗らかな女性です。二人はデンマークの首都コペンハーゲンに住んでいますが、今回結婚前に両家の家族がスペインで会うということになり、マドリッドでの一日を私たちの為に割いてくれました。
彼らが来ることを知ったのが５日。そこからあれよあれよと言う間にプラン決定！８日には全てが滞りなく準備されていました。スペイン人はよく「前もって予定を立てられない人」と言われるけれど、この辺りの彼らの行動力には脱帽です。
準備内容は以下の通り。
- Diegoの母親に電話をし、彼らは８日は戻らないことを伝える。
- 建築家の彼を喜ばせるべく、マドリッドでモダンなデザインのホテルを探し、彼らの為に一部屋予約。
- 仮装プランを決定。スペインとデンマークのテイスト融合を目指す。Diegoはフラメンコダンサーの衣装にバイキングの角付きヘルメット。Rikkeは闘牛士の衣装。その他参加者はデンマーク国旗をイメージし、各自赤いTシャツを来て白テープを十字に張る。
- 友人の家にたパスを持ち寄る。トルティーヤ（スペイン風オムレツ）、オリーブ、チョリソ、チーズ、サラダ等々。ピスコ（チリとペルーで製造されるアルコール）を使ってピスコサワーと言うカクテルも準備。
- ２人の絆を確かめるべく、それぞれへの質問表を作る。２人に最初に自分についての解答を埋めてもらい、その後パートナーの答えが実際の答えと同じかどうかを確認。（例：Diegoに「Rikkeのつけている香水は？」と質問。彼女が既に書いた答えと一致しているかどうか見る。）
パーティーは最高潮！
パーティーは大成功！２人とも本当に楽しんでくれたようでした。友人の家はディスコと化し、皆で飲んで踊って大騒ぎ。Rikkeは「こんなにはじけるDiegoは見たことがないわ。普段はこんなに踊ったりしないのに・・・。」とびっくり。完全にスペイン流をこなすこのお手並、鮮やかです。
その後ホテルのラウンジでお酒を飲み、そこでホテルの部屋の鍵をプレゼント。２人は大感激でした。ホテルの部屋のデザインも気に入ってもらえたようで本当に嬉しかったです。さらにこの会も終了というところで、友人カップルが「実は９月に結婚します。」と発表したので、興奮はピークに！とても楽しいひと時を過ごしました。
帰宅は４時、就寝は５時だった上、次の日からイースター休暇の旅行というスケジュールだった為、眠くて電車の中ではずっとボーッとしていました。でも、こうやって皆と夜遅くまで騒ぐのも楽しいですね。
