Haruki's way

今日、無事日本に戻りました。そして、その足でNHKホールでやっているメトロポリタン・オペラの「椿姫」を観てきました。（実は、２１日にスペイン出発だったので、２２日はフリーだと思っていたら、２２日日本着だったのです。そんな訳で強行スケジュール。）良かったです、本当に！今まで観たオペラは２つ位だったけど、主役をやっていたルネ・フレミングが本当にチャーミングで表現力豊かで。最後は感動してジーンときちゃいましたよ。

オペラはちょっとかしこまった感じがすると思いますが、ストーリーを前もってちょこっと把握しておけば、すごく楽しめると思います。また、オーケストラの演奏も良かったです。私の席は上の方だったので、全部の音が綺麗に響いて素晴らしかったです。

ストーリーはこんな感じ↓
高級娼婦と一青年が恋に落ちる。でも青年の父親が娼婦に対して、「あなた達が結婚すると、うちのかわいい娘の結婚が破談になる。どうかあなたから息子に別れを切り出して去って下さい。」と言う。悲しみながら彼のもとを去った彼女は実は結核で、死が近く、悲壮感でいっぱい。でも、彼女が去った本当の理由を知らない彼はパーティーで彼女を罵る。彼女の死が近づいた頃に、父親が真実を彼に話し、二人が会いに来る。誤解が解けた後に彼女が死ぬ。

こう書くと、「いかにも」という感じだけど、本当に良かったです。小泉さんのオペラ鑑賞の趣味も、ちょっと頷けます。

でも、ところどころに出てくるキリスト教的な言葉が、宗教を利用してる感じでちょっと馴染めなかったですね。「ここにたどり着いたのも神の思し召しだから、別れるのは神の意思です」とか、「別れるという悲しみは、神があなたに与える試練です。」とか。よくこういう説得で彼を諦めるのう。

あと、NHKホールでのオペラグラスの貸し出し方法にびっくりしました。レンタル料６００円＋保証金１０，０００円。。。つまり、１０，０００円持っていない人はレンタルできないと。オペラって、やっぱり金持ちの趣味かも。それとも、普通の人って常に１０，０００円以上お財布にいれているってことかしら？？