子供部屋解禁
昨年の9月に引っ越した時点ではまだ8ヶ月だった娘。まだまだ小さいということで、私たちの部屋にベビーベッドを置き、1歳になる位までは一緒に寝ようと決めた私たちでしたが・・・。仕事の後に帰宅すると夫も私もへとへとなので、なかなか腰を落ち着けて子供部屋を準備する余裕がありませんでした。週末は週末で、買い出しやら料理やらをしているうちに時が経ち、そうこうしているうちに娘はあっという間に1歳に。
ちょっと子供部屋の必要性を感じた私は、少しずつインテリア雑誌を読んで研究を開始です。(昨年のリフォームの悪夢が思い出されます。)そして、部屋の寸法や窓の位置を抑えた後、週末に娘を夫に預けて家具屋を回る日々を繰り返しました。シンプルで暖かみがあり、整理整頓が楽で、あまり女の子っぽくなり過ぎない部屋・・・と、色々なアイディアをスクラップし、気に入った家具の写真を撮り、平日の通勤と週末の時間を使い続けること数ヶ月。ようやく、私たちのお財布で出せる範囲で、それなりに気に入った間取りを決めることができました。
しかし、課題はまだ山積。①物置と化してしまった子供部屋の荷物をどうするか。②子供部屋にある、まだ組み立てていない上に部品が足りない洋服箪笥をどうするか、③買った家具をどうやって我が家に持って来るか、④娘の妨害に遭いながら、家具の組み立てをどうやって完成させるか。
①物置と化してしまった子供部屋の荷物をどうするか。
引っ越してきた当初、寝室と客間はある程度整えたものの、娘の子供部屋はまだ使わないということで、入りきらないプラスチックの洋服ケース、前の家に飾っていた絵画の数々、クリスマス用品の入った箱、夫のビール作りに使うバケツやその他器具、お客様用の布団(というよりマットレス?)といったものを部屋に置いたままにしていました。また、外の物干用のロープも使いますが、デリケートな洋服を乾かす物干ラックもこの部屋に。色んなものが混ざった雑然とした部屋になっていました。
夫の両親が来た時に、この部屋の片付けに着手。まず、11月に納戸の棚の取り付けです。少しずつ物を整理して収納スペースを確保。
5月に義両親が来てくれた際に、本格的に作業開始。壁にまだかけられない絵は額縁ごと割物用のプラスチックシートでカバーし、玄関の洋服箪笥の一番上にしまいました。プラスチックの洋服ケースに入っていた洋服は全て箪笥に入れ、ドレスその他をいれたケースは納戸に。ビールキットは食料庫にスペースを作って仕舞い、お客様の布団はカバーをかけてごまかしです。物干ラックは納戸に入れ、そこで洋服を乾かすことに決定。(こちらの気候は乾燥しているので、問題なく洋服が乾きます。)床や壁の掃除もし、皆の協力もあって、その日の真夜中に完了!確か、皆で夜の12時過ぎまで働いていたと思います・・・。
②洋服箪笥
夫と義父が足りない部品を買いに行き、頑張って組み立て作業までしてくれました。買い物も含めて6時間位かかったと思いますが、前回壊した教訓を生かし、今回はマニュアルを舐めるように読んで綿密に計画を立てたようです。無事に完成し、子供部屋の入ってすぐの場所に新たな洋服箪笥が設置されました。お陰で収納スペースは増え、部屋にあった大きな段ボールも消え、一気に部屋が広くなったように感じます。
③買った家具の運搬
これもまた、夫と義父が担当してくれました。義父がマドリッドに滞在している間に車をレンタルし、そのトランクから倒した助手席を通る形で絨毯を積み込み、さらに家具も全て入れて運び、何とか我が家の前で積み降ろしをすることに成功。私たちは車を持っていないので、本当に助かりました。
④娘の妨害
ちょっとだけなら赤ちゃん椅子に座って待っていられる娘ですが、やはり我慢には限界があります。また、家具を組み立てている所には危険な用具もある為、娘を近寄らせないようにしなければいけません。しかし、これは意外とすんなり解決しました。義弟をお昼ご飯でおびき寄せ、ご飯と労働をセットにした所、家具の組み立てを快諾してくれました。私が娘の世話をしている間に、夫と義弟が家具を組み立ててくれ、さらにある程度部屋をきれいにしてくれました。感謝です。
そして、遂に部屋が(大体)完成!部屋が何とか子供部屋らしくなった時の喜びは一入でした。
娘が1歳8ヶ月になったのを機会に、7月の週末にベビーベッドを移動。おもちゃや絵本も部屋にセットし、「ここがかおりのお部屋だよ〜。」と呼んでみると、まんざらでもなさそう。早速部屋の中を動き回り、本を取り出して読み始めました。お昼寝の時には大泣きをしてしまい、寝かせるのに一苦労しましたが、夜はあまりにあっさり寝てくれたので、親が拍子抜けしてしまうほどでした。
慣れてみると、この変化は親にも子供にも良かったのだと感じます。以前は、娘が寝てから私たちが寝るまでに時間があったので、私たちが部屋に行くと半分起こされてむにゃむにゃ動いていた娘ですが、部屋を変えてからさらにぐっすり寝られるようになったようです。私たちも、娘が動いたりベッドの柵に頭をぶつけたりする度に起きることがなくなり、以前より疲れがとれたように思います。たまに娘が夜中に起きて泣くことがあるので、そうなると部屋を出て娘の所に行かなければいけませんが、それも1週間に1回あるかないかですから、苦痛ではありません。また、以前は週末に娘が先に起き、寝ている私たちを見ると「オーラ!」と言って起こそうとしましたが、今はベッドの中で一人で遊んでくれます。(とは言っても、9時半が限度ですが。)
夫は、実は娘と一緒に寝るのが嫌ではなかったようで、「かおりが大きくなったなぁ。」と感慨深げに言っていましたが、それぞれの時期に合わせた娘との関わり方を楽しんでいるようです。私たちの周りの友人達は大体子供が1歳になる前に別々で寝ているので、私たちのケースは比較的長い方でしたが、私たちは良い時期に子供部屋を作ったかなと思っています。
まだシンプル過ぎてあまりオリジナリティのない部屋ですが、これから少しずつ子供部屋らしくして行きたいなと思います。そのプロセスを、また少しずつ楽しんで行ければと思いますが、怠け者の私にはたして務まるでしょうか?!
素敵な部屋ですね
2−3人大丈夫みたい
ありがとうございます。実は、もともとは2部屋だったものを1つにしたんです。
私が小さい頃は、6畳の部屋に勉強机、本棚2つ、箪笥1つがある中で兄弟3人寝ていたので、そう思えば10人くらいは入ると思います。
でも、さすがに10人も子育てする体力はありませんので、ひとまず一人に専念しつつ様子を見ようかと・・・。
少しずつ絵も飾って行きたいと考えています。