6歳
長い間ブログからご無沙汰していました。子供が3人だとなかなか時間が取れないというのももちろんですが、色々な出来事があり、自分の心を落ち着けてからブログを更新したいと思っているうちに、あっという間に数ヶ月が経ってしまいました。
書きたいことが溜まりに溜まってきたので、 タイミングを見計らって少しずつ「放って」行きたいと思います。
1月は長女の誕生日、先週の日曜日は息子の誕生日でした。6歳を迎える長女は誕生日が待ちきれず、毎日「あと○○日」と指折り数えてベッドに行っていました。2011年に娘が誕生してからあっという間の6年です。今回の誕生日のお祝いには義両親と義弟が参加し、「大家族」でのお祝いとなりました。スペインの風習というわけではありませんが、義母が朝起きてきた娘の首にお札とおかしをつけたネックレスを付けました。夫や義弟が子供の時にもこのプレゼントをしていたので、義両親も「家庭の伝統」として同じことをしたかったのかも知れません。
その1週間後、昨年の誕生会同様、娘が仲良くしている子供達を映画に誘い、そのあと我が家で「おやつ」と「夕飯」ということに。誕生会前後はかなり忙しく、娘には「今回は、誕生日ケーキはティラミスだけにするよ。」と言ったのですが、娘が「ティラミスとチョコレートケーキ両方作ってー。おねがーい。 」と何度も頼んできたので、最終的には2種類のデザートを作ることに・・・。親泣かせの娘ですが、とても喜んでくれたのでまぁ良しとします。前日は夫と私で夜中の1時半位まで狂ったように料理をしていました。
今回観た映画は、日本で言う「モアナと伝説の海」。スペイン語やイタリア語では、「モアナ」という名前にちょっと問題があったらしく、”Vaiana(ヴァイアナ)”でしたが。
その後の「おやつ&夕飯タイム」では、我が家に子供達と親を招いて誕生会の続きです。子供達が楽しんだのはもちろんですが、普段なかなかゆっくり話せない保護者との時間を持てたのも嬉しかったです。子供達が子供部屋で遊んでいる間に大人同士で色々な話をすることができ、改めて「○○ちゃんのパパ・ママ」ではなく、その人たちそれぞれと深くつながることができたように思います。また、家でイベント開催ということで、まだ9ヶ月の次女の世話がしやすかったというのも良かったです。
誕生日に関して、日本人から見るとちょっと不思議なスペインの習慣をいくつか書いておきます。
1. 誕生日プレゼント
誕生日を迎える子供はもちろんプレゼントをもらいますが、こちらでは誕生日の人が皆を招待してご馳走をするという 習慣があります。(人数が多い場合には、二杯目からは各自で払う、なんていうルールを作ることも。)
もちろん子供達も例外ではなく、大半の子供達が自分の誕生日にクラスの友達全員に何かのプレゼントを持って行きます。昨今は食物アレルギーの関係でお菓子にも注意が必要ですが、グルテンフリーのお菓子、ナッツ類をぬかしたお菓子等を持っていく子もいれば、文房具やシャボン玉セット等を持って行く子もいます。いずれにしろ、我が子のプレゼント以外に、クラスの子供達のプレゼントを選んだりするので、ママはなかなか忙しいです。
2.ローソクと願い事
願い事を一つしてからローソクを消すのがこちらの習慣。(“Pide un deseo.”と皆から言われます。)願い事の内容を言う必要はありません。何だか神頼み的な感じがするので、私はあまり何も願い事を考えずに吹き消していますが。
3.ローソクの保管
こちらでは、自分の誕生日のローソクを次の誕生日まで保管すると幸運がやってくると言われます。そうこうしているうちに、古いローソクが色々な場所からごろごろ出てくるようになるので、あまり「保管」とは言えないかも知れませんが・・・効用の程はいかに。
4.耳を引っ張る
年の数だけ誕生日の人の耳を 引っ張る(tirar las orejas)と、その人は一年幸せになると言われています。そして、もちろん子供同士だと、それがかなりエスカレートして痛い・・・なんてこともあります。誕生日のメッセージに大量の「耳マーク」がついていても、びっくりしないで下さいね。
子供達の成長は本当に早いなぁ・・・と、誕生日が来る度につくづく思います。絵を描くのが大好きで、いつもなんでもお姉さんとして頑張るかおり。ひたむきで、真っ直ぐで、とても優しい娘を見ていると、さすが長女だと思う反面、無理し過ぎないように・・・と、ちょっと思います。自分のやりたいことを思いっきりやって、伸び伸びと幸せに育ってほしいと思います。