“Volver”
今日は会話授業の一環として、生徒と先生でアルモドバルの映画”Volver”を観てきました。この映画で3人の女性がカンヌ映画祭で受賞したとかで、観る前から興味津々でした。全てスペイン語な上に複雑な状況設定で、全部漏れなく理解することはできませんでしたが、期待を裏切らずなかなか良い映画でした。
アルモドバルの映画と言うと、いつも非日常的な設定と奇妙な描写という感じがしていたんですが、今回の映画は一番マトモな状況設定だったように思います。(それでも十分不思議だったけど。)スペインの風景と、人々の温かさと、それぞれの女性が抱えてきた悲しみと、、、そういったものがうまく融合していました。
ちなみに、ペネロペ・クルスはアルモドバルの映画に出たお陰で世界的に有名になった女優です。ファンでなくても観る価値ありです。
アルモドバルはかなり好きだよ。日本ではAll About My MotherとTalk To Her位しか聞かないけど、調べてみれば結構沢山制作しているんだね。今度もっと見てみようかな。脚本も好きだけど(人の描き方がいい)、色彩感覚も非常に好みだ。
>ヨッキィ
邦題を知らないけれど、Atame、Jamon Jamon等もなかなか良かったです。彼の作品には、必ずどこかに彼の母親が役者として参加しているので、母親探しも楽しいかも(笑)
ちなみに、All About My Motherは彼の母親が亡くなったことから影響を受けて作ったものらしい。
確かに色彩感覚も独特で良いと思う。ポップな感じに仕上がっていることもあれば、似たような色を使っていてもちょっとレトロな感じになっていたり。生地の中でも安いプリント柄を連想させるかな(^^)