Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

アルカラ門

アルカラ門

アルカラ門

実は今家探しをしています。信じられないような話ですが、マドリッドの家賃は東京より高く、場所にもよりますが、50平方メートルの家で大体10-13万円程度。それなのに、給料は日本の平均よりかなり低いのです。(税引後15万円程度。)というわけで、狭い家にぎゅうぎゅうと人が住んでいる事はしょっ中です。中南米からの出稼ぎ労働者なんて言うと、50平方メートルの家に10人なんてことも!恐るべし。。。

私たちの家はと言うと、60平方メートル位のアパートで、かなりこじんまりとしています。ただ、この家は彼のご両親の持ち家なので、費用の面では問題なしです。地下鉄の駅にも電車の駅(アトーチャ)にも近いし、美術館や市場もかなり近い、友達からも羨ましがられる立地条件。

しかし!!この家に色々な構造上の問題があり、一時別の家に引っ越すことになりました。これについては、本当にスペイン人の仕事の悪さ、手際の悪さ、問題が出ても無視・・・というやり方にこの1年いたぶられました。。。これが最初の経験だったのは非常に不幸だったような、「これ以上悪いことはない」という意味で幸運だったような。。。(^^;)

ということで、昨日約束のお家を見に行きました。サラマンカというマドリッドの高級地区(日本の青山とかそんな感じ?)の物件だったけど、改装する必要がありということで結局却下。こっちは改装工事をしてくれる良い業者がなかなか見つからないのです。しかも今は建築ラッシュで業者の言い値になってしまうという問題あり。でも、収穫はあまりなかったけれども、売り出しの物件探しで近くを散歩し、この前紹介したRetiroという公園の脇を通って帰りました。清々しくて気持ちよかったです☆

今日はそのレティロ公園の近くにあるアルカラ門のご紹介。
スペイン語ではPuerta de Alcalá と呼ばれるこの門は、18世紀に工事が始まり、19世紀後半にできた建物です。”Mírala, mírala, mírala, Puerta de Alcalá♪”という歌があって、”mírala”と”alcalá”が韻を踏んでいてちょっと面白かったりします。

この建物の設計者はイタリア人で、さり気なく門に、ラテン語でもスペイン語でもないイタリア語を彫りこんだらしいです。当時スペイン人は誰もそれに気付かなかったとか。大らかなスペイン人ならでは(笑)

この門、昔は飾りではなく門として機能していて、羊の群れが下をくぐっていたそうですが、今はご覧の通り飾りです。夜もすごくキレイなんですよー☆プラド美術館から歩いて5分程度、夜のお散歩にも最適です。

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1 Comment

  1. 豪華な門ですね!上の彫刻は、武装した天使ですか?
    「アルカラ」の意味は何でしょうか?
    このような歴史的建築物がさりげな〜く建っているんですね♪
    日本でも悪質リフォーム業者が問題になっていますが、契約時に書類を厳密にして何とかならないのでしょうか。工事は何ヶ月くらいかかりますか?
    スペインの家賃の高さに驚いています!15万円の給料から10−13万円の家賃を支払って、一体どうやって暮らすんですか?共働きですよね。。。。。食費は安いんですか?教育費なんて出ませんね。
    建築家の清家清さんによると、快適に暮らすには「年齢平米」必要だそうです。30才の夫婦二人暮しだと(30+30)�の家が必要ですよね。何故年齢が高くなると広い部屋が必要かというと、思い出の品が増えるからだそうです。

    ウチは78�ですが、少し狭いです。。。。。