Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

メキシコ旅行1 総括

タスコ(Taxco)という銀で有名な街。スペインのコロニア建築の影響が色濃く出ています。

タスコ(Taxco)という銀で有名な街。スペインのコロニア建築の影響が色濃く出ています。

メキシコから昨日帰ってきました!いやいや、3週間という長期間の旅行は初めてでしたが、なかなか楽しかったです。スペインでは皆1ヶ月程度の休暇を夏にとるのでこんな旅行も可能ですが、日本や米国では1週間〜10日が普通ですよね。スペイン人は旅行の計画に命をかけています(笑)

滞在して思ったのは、やはり2週間を越えた辺りから随分土地の人ややり方に慣れてくるということ。旅行者を狙ったような商売にはひっかからなくなるし、交渉もするし、食事もかなりの味を制覇するし。ただ、一緒に旅行をした人の中には、やはり疲れや慣れない食べ物のせいで体調を崩した人も多かったです。

無理をしてはいけないけれど、旅は自分の価値観を広げるし、色々なものに感動や興味を覚えるし、感覚が研ぎすまされる気がするので、やっぱりできる時にはしておきたいですね。

アカプルコ(Acapulco)の夕陽。本当にキレイでした。

アカプルコ(Acapulco)の夕陽。本当にキレイでした。

あと、私の中では「旅が面倒になったら守りの人間になっている証拠」という哲学があります。旅はある意味自分の順応性や耐性を試すものですね。「昔より日本食が恋しくなるペースが速くなっているかも・・・」なんて思いながら今回は旅をしていました(笑)

街はちょっとさびれていても、教会の中は絢爛豪華。金だらけでした。

街はちょっとさびれていても、教会の中は絢爛豪華。金だらけでした。

私が旅をしたのは、主にメキシコ・シティ、メキシコ・シティより東〜南にあるオアハカ州(Oaxaca)、その隣の太平洋に面したゲレロ州(Guerrero)、そして北上した所にあるミチョアカン州(Michoacan)でした。メキシコはインディオの言葉がたくさんあり、特に地名はスペイン人にとっても覚えにくいものばかり。でも、やっぱりスペイン語が通じるのはありがたかったです。そのお陰で、アメリカ人がどんどん騙されているような交渉も、こちらはがめつく臨んで値切り、地元の人しか知らないような場所も知ることができました。

メキシコでも闘牛は人気です。闘牛の練習をしている子供達をよく見かけました。

メキシコでも闘牛は人気です。闘牛の練習をしている子供達をよく見かけました。

今回はハリケーンの影響でほぼ毎日一定時間に雨が降りましたが、ハリケーンは生まれて初めてのことだったので、密かに興奮してしまいました。いろいろありましたが、物価も安いし、人は親切!(スペインよりサービスの質が高い!)また、海は本当にキレイで、プライベートビーチみたいな場所に船で連れて行ってもらったりもしました。レオナルド・デカプリオの出ている”Beach”という映画をご存知の人なら分かると思いますが、あの浜辺はメキシコのHuatulcoという湾の一部で、私たちが滞在した浜辺のすぐ近くでした。

後はシルバー製品の質が良くて安い!さすがポトシ銀山の国。友達の結婚式もとても楽しかったです。

結婚式で新郎新婦と一緒に。とても心に残る素敵な披露宴でした。

結婚式で新郎新婦と一緒に。とても心に残る素敵な披露宴でした。

といったところで、総括終わり。詳しくは、また時間がある時に日記に書き足します。とりあえずは帰国のご報告まで☆

下の写真はモレリア(Morelia)という石造りの建築が素敵な街。

Morelia

Morelia

どこの都市もそうでしたが、9月15日が独立記念日ということもあり、至る所(教会にも!)にメキシコ国旗が飾られ、市庁舎には「Viva, Mexico!」の言葉がライトアップされているという感じでした。メキシコは本当に愛国心を堂々と表す国だなぁ、と感心しました。

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6 Comments

  1. >「旅が面倒になったら守りの人間になっている証拠」という哲学があります。
    わかります。そしてHarukiさんらしい言葉だなぁと改めて感心しました^-^

  2. >ちかこちゃん
    そう?私らしい?
    最近昔ほどフレキシブルじゃないのを痛感してるよ〜

  3. そろそろ守りに入りかけている人です。
    最近、飛行機がおっくうで、国内に走りがち。
    ちょうど旅行に行っているころに、
    ハリケーンを避けて旅行者が空港に殺到、
    とかいうニュースを日本でもやっていたけど、大丈夫だった?

  4. お久しぶりです。
    そして、司法試験合格おめでとうございます!!!
    私たちはハリケーンがユカタン半島にある頃にメキシコ・シティ到着だったので、特に激しい被害には遭いませんでしたよ。
    ただ、毎日午後になるといきなり大雨が降って、一度びしょぬれになったことも。ちょっと感激してました(笑)

  5. 「アカプルコ」は、昔のアメリカ映画では「ラスベガス」と並ぶ「歓楽の都」でしたヨ〜♪
    この夏『南米キリスト教美術とコロニアリズム』というイエズス会美術の本を読んだところです
    本文300ページ&図版100ページを越える大著ですが、世界的名著と言われています。書いたセンセイは、スルバラン研究でスペイン滞在中にそっち方面に興味を持ち、南米各地の山奥までフィールド・ワークしたそうです。
    「旅しなくなったら守りに入った」。。。。。。。Harukiさんって「行動する人間」だったんですね!留学歴を見れば分かるんですが、今あらためて見直しています!若い!!!!

  6. >ウェイシーさん
    いえいえ、「旅しなくなったら守りに入った」は自分にも言い聞かせていることなんです。やっぱり億劫になりつつある自分がいて…
    でも、そうして動いていると、本当に色々な場所に行くのが楽しくなってくる気もしますね。
    やっぱり色々な国の人と話をすると、その国に対する尊敬や愛着が実感として湧いてくるんでしょうね