冬休み5. 公現祭
1月6日はスペインとラテンアメリカでは公現祭(Epifania)というキリスト教の祝祭日で、12月25日に生まれたイエス・キリストを訪ねて東方から3人の博士(スペイン語ではReyes magos、「魔法使いの王達」)がやってきた日を記念してお祝いされている、と言われています。
が、ユダヤ教のハヌーカから来たという説もあるし、正教会ではキリストの洗礼を記念した日と言われているし、実際のところ説はいろいろです。さらに、この東方からの博士についての記述は新約聖書のマタイ記にありますが、そこに乗っている「博士達」は3人でもなければ王様でもなく、さらに魔法使いでもないようです。そう思うと、スペイン語の”Reyes magos”ってちっとも正しくないのかも。。。
何はともあれ、1月6日のこの祝日はスペインでは「reyes」と言えば通じる日。何とサンタクロースが現れる前は、この博士達が子供達にプレゼントを持ってきてくれることになっていました。というわけで、スペインと中南米では伝統的には1月5日の夜〜1月6日が所謂プレゼントの日なのです!
この前マンションで小さい女の子に会った時、「サンタさんにプレゼントを頼んだ?」と聞いたら「うん。あと、Reyes magosにも頼んだから、いっぱいプレゼントが届くの。」と言われました。これはオイシイ(笑)私たちはちょっと早く1月5日にお祝い。というのは、1月5日が彼のおばあちゃんの誕生日だからです。
おばあちゃんは生まれてから今までをほとんどずっと小さな村で過ごした人ですが、とてもオープンな人です。私と彼が付き合っているということを知って、彼のママが「日本人だって。私想像もできないの。」とおばあちゃんに言ったら、「だから何だっていうの。日本人だろうが何人だろうが、一番大事なのはあなたの子と彼女が愛し合っているってことでしょう。」と檄を飛ばしたらしいです。
誕生日には、そのお祭で食べるドーナツ型の大きなパン菓子(Roscon de reyes)を近くの美味しいパン屋さんで買って、これまた伝統的にチョコレートドリンクと一緒にとりました。パンの上には砂糖やドレンチェリー、アンジェリカが乗っていて、なかなか美味しかったです。あと、パンには一部におもちゃが隠されていて、これが当たった人には一年幸福がやって来ると言われています。
私たちの場合は・・・こっそりおばあちゃんにそのおもちゃが入った一切れを置きました☆
大変遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
とっても素敵な年末年始を過ごしていらしたんですね。美味しそうなお料理ばかりでヨダレがでます。。。(笑)
1月5日(6日)がプレゼントを送る日だというのは面白いですね。国境をまたいで移動をすればプレゼントの日に二度ありつけそう。
おばあちゃん、という存在はすごいものですよね。私も旦那の母の母には一目置いています。女の最上級といった感じで料理も一流、話してくださる事も一流です。人生の先輩です。
明けましておめでとう。いろいろ日記を書いてるので、楽しいこといっぱいあったのかな?面白い日記でした。スペインの子どもは2回ももらえるなんてうらやましい。。公現祭(Epifania)って存在すら知りませんでした。
おばあちゃんも写真で見ると、何か人間としての強さみたいなものを
感じちゃうね!
こちらは静かな正月だったけど、それなりに良かったよ!!
はぷぎさん
明けましておめでとうございます!
気がついたら冬休みの日記が大量になっていました。
読むのも一苦労だったのでは?
>おばあちゃん、という存在はすごいものですよね。私も旦那の母の母には一目置いています。女の最上級といった感じで料理も一流、話してくださる事も一流です。
素敵ですね
料理もお話も一流のおばあ様なんて家宝ですよね☆
私もおばあちゃんを見て、「人間自分を磨くとこういう結果がついてくるのねぇ。」と感心することがあります。
あと、ちょっとやそっとのことでは動じない度量も身に付けたいなと思いますね
今年もよろしくお願いします!
Hoffnungさん
私も公現祭についてはこっちに来てから知ったよ。
でも、キリスト教国でもフランスやポルトガルではないから、きっとどこかの宗教会議で決定したお祭とかなんじゃないかなぁ。
そう思うと、キリスト教も色々な流れがあるよね。
日本のお正月もまたしみじみとした良さがあるよねぇ。
今度はまた温泉プランでも練りましょう☆