日本文化
スペインは、ヨーロッパの他の国に比べると日本文化浸透率が低いみたいだけど、ちょっと見つけた物をご紹介。
- 村上春樹
最近よく本屋さんに行くのですが、その度に「おや?」と思っていたのが村上春樹の人気です。私の彼のお母さんが一度本を見つけ、「Harukiと同じ名前だわ!」と買って読んだら大ファンになり、私も新しい本が出る度に気付くようになりました。どうやらスペイン語の翻訳もすごくよくできているらしく、本屋の中央に平積みされている本の中に大体1、2冊は見つけることができます。
初めて「ノルウェイの森」を読んだ時にはその内容が多感な高校生には激しかったけれど、でも今になって読み返して、それぞれの時代を生きた人達の苦悩が上手に描かれているなぁ、としみじみ感じます。
人を失う喪失感、自分の精神と向き合うこと等々が半分軽いタッチで描かれている彼のスタイルは、私はかなり好きです。
こっちで出版されているのは「ノルウェイの森(なぜかTokyo Bluesというタイトル)」「国境の南、太陽の西」「海辺のカフカ」「ねじまき鳥クロニクル」などで、最近新たに出た写真の本は「めくらやなぎと眠る女」。私はこの本に入っている他の短編も大好きです。(日本語で読みました・笑)
村上春樹ファンの人に、「一番面白かった本はなに?」と聞かれ、「ダンス・ダンス・ダンスかな?」と言ったら、それはまだ出版されていないことが分かりました。これが日本語で日本文学を読める特権!(笑)ちなみに、本を買うときはいつもクレジットで。Harukiってカードに書いてあるのをお店の人が見て「え?」って顔をするのが面白いからだけです(^^)
- 栗原はるみ
彼女の料理本「ごちそうさまが聞きたくて」を小学生の時に図書館で読んで、それ以来私は彼女の本が大好きです。その本がついにスペイン語でも登場!2004年に彼女がフランスでGourmand book awardだったかな?それを日本人で初めて受賞してから、こっちでもかなり認知度が上がったみたいです。料理の基本をおさえ、日本人らしく季節感を出しつつ、簡単で美味しいものというのがヒットで、お菓子も美味しい物ばかり。時々日本の料理本のお薦めを友達に聞かれていたんですが、これからは自信を持って推薦できるから嬉しいな☆
- キャラクター
キティちゃんは随分前からこっちでは流行っていて、普通にパジャマ等がショーウィンドウに飾られていたりします。テレビのアニメでは、「みつばちマーヤ」「キャンディキャンディ」なんかも人気だったみたい。でも、どちらかと言うと、日系人が多い南米で広まり、その後にスペインにやってくるという感じだったみたいです。
ちなみに、最近こっちで流しているのは「クレヨンしんちゃん」。個人的にはあまり好きじゃないけど、あの反抗的でシュールな感じが、こっちの辛口スパニッシュジョークと合っている気がしなくもない。。。受け入れられるものにも、その国の好みや価値観が反映されるものなのかも知れませんね。
村上春樹の「遠い太鼓」は好きですね。
Harukiさんと、同じ名前なんですね
クレヨンしんちゃん、映画版はなかなか泣けますよ!
特に私は、戦国時代が舞台の作品が好きです。オススメです☆
村上春樹さん…
読書、好きなんですが、実は村上春樹さんの作品は手が出せなくて…
同じ村上でも、私は村上龍さんが好きなんです。
兄と同姓同名なので(笑)
でも、興味はあるので、読んでみたいです☆
と、こうやって、日本にも日本文化を改めて広めるHarukiさんは
素晴らしい〜!(笑)
ドラえもんのジュースとか日本でもなさそう!
パリは日本人含有率がかなり高いけれど、日本のキャラクターとかはあんまり見かけないような…、見てないだけなのかもです。
ぼてねこさん
わーい、メッセージ!嬉しいな!(^^)
「遠い太鼓」はまだ読んだ事がないです。
今度帰国した時の本リストに入れておきます
アンナさん
映画版のクレヨンしんちゃん!観た事なかったですねー。
今度これもチェックしておきます
>同じ村上でも、私は村上龍さんが好きなんです。
>兄と同姓同名なので(笑)
素敵なお名前ですね、お兄さん!
私は村上龍の作品は逆にそこまで読んだ事がないです。
お薦めとかあったら教えて下さいね
そういえば、村上春樹と村上龍は「猫をあげたりする仲」って聞きましたけど。今どうなんでしょうねぇ。
村上春樹、人によって好みが別れると思いますが、精神的な部分がすごくよく描写されている感じがします。
にョッきちゃん
>パリは日本人含有率がかなり高いけれど、日本のキャラクターとかはあんまり見かけないような
そうなんだね。
スペイン人って意外と大人でもキャラクター物が好きなのにはびっくりしたなぁ。
こっちにはOyshoっていうZARAと同じ系列のお店があって、そこにはキティグッズが大量にあるの。フラメンコを踊っているキティまで!
今度あーやに何か買って帰りたいくらいだよ
あれ?にョッきちゃんもキティ好きだったっけ?
しんちゃん映画は、みさえ(母親)達脇役が活躍してます☆
スペインのレンタルビデオ屋さんにあるといいのですが…ないかな…
村上龍さんの
五分後の世界
ヒュウガウィルス
の二作品(続きモノです)が私は好きです♪
緻密に組み立てられたストーリーが魅力的です☆
W村上さんは、猫好きなんですかねー?
確かに龍氏は猫派っぽい…(笑)
徐々に春樹氏にも興味がわいてきました!
フラメンコキティ!!
そんなモノまで
私はどっちかと言うとキャラクター物は苦手なんです。フラメンコ音楽は気になりますが。
Harukiぽんに是非フラメンコギターをマスターして欲しいと思っている次第です。
スペインの音楽かなり好きですよ。私が尊敬してる音楽家もスペイン人で、Victoria De Los Angeles ってご存じですか?
この人大好きすぎて死んじゃいます。
あ、Montserrat Caballé も好きです。この人はバルセロナオリンピックの開会式で有名なメインテーマ歌ってました。アンへレスは閉会式にいました。
スペイン人の声は底抜けに明るくて大好きです。
村上春樹のノルウェイの森はこちらに来てから読みました。私の思考回路をすっかり本の中に持っていかれた感じがしたのを今でも覚えています。
Harukiさんは栗原はるみ派ですか?私の友達もそうですが、私自身は平野レミ派です。
あの人の話を聞いていないところ、それでいて超が付くほど元気印なところが◎。レミさんのお料理は栗原はるみさんみたいにお洒落さで勝負はしていないようですが、どかーん、ばば〜っと作ってそれで居て美味い!そんな料理が多いです。なので私向き。
キティちゃんってどうして人気なんでしょうね?でも地元の人より中華系の人達に支持されている気がしますがそちらではどうでしょう?
他に有名人っていうとIron Chefが放送されていたり、動画でも見れるので“福井さん”が有名かも。といっても掛け声ですけど。
アンナさん
そういえば、スペインではレンタルビデオのお店を見た事がないです。
きっと通りとかメトロとかで海賊版DVDが2−4ユーロで売られているからでしょうねぇ。
あと、映画が日本より安いです
「クレヨンしんちゃん」映画、今度日本で観てみようかな★
>五分後の世界
>ヒュウガウィルス
了解!これも日本での買い物リストに追加です。
村上春樹、短編から読んだら入りやすいと思いますよ。
「めくらやなぎと眠る女」の短編集なんか、結構よいかも知れません(^^)
にョッきちゃん
フラメンコキティ、なかなか激しい物があるよ。
赤い服に黒の水玉、そして扇を持ってふら〜みたいな感じ(笑)
Montserrat Caball?については知っていたけど、もう一人のlos Angelesは知らなかったなぁ。
しかも、Montserratも「太った元気そうなおばちゃん」のイメージだけで、声のイメージなんて全然。。。今度お薦めの彼女のCDとかあったらまた教えてね☆
スペイン人の音楽って言うと、ちょっと哀愁を帯びたような曲も多いと思うんだけど、不思議だね。
はぷぎさん
はぷぎさんも村上春樹にはまった人でしたか〜!何と偶然の多い
>私自身は平野レミ派です。
あ、私も実は大好きなんです!!
料理もそうですが、彼女のアイディアの数々にいつも感嘆してしまいますね。
実は昔朝日新聞の月刊誌としてついていた「朝日家庭便利帳」に「ドレミの部屋」という平野レミさんのコーナーがあって、私は毎月切り取っては大事に保存していたんです。
ジュースにお花をいれて凍らせたり、「重ねるもの」と題してクリステルのお鍋が紹介してあったり、本当に素敵で、何とその15年以上前の切り抜きをこっちに持ってきていたんですよー!
お料理本は何も持っていないので、ちょっとこれもチェックですね(笑)
キティちゃん、こっちではスペイン人に大人気ですよ。
こっちではどうも大学生や社会人もキャラクター物を平気で持っているんです。ここは日本との違いにびっくりでしたね
Iron Chefと福井さん、、、うーん、知らないです。
はぷぎさん、日本を離れても日本文化の達人とお見受けします(笑)
最近日本で見つけたキャラクターもので衝撃的だったのは、「妖怪汁」かな?缶入りで、鬼太郎のキャラクター達が描かれているのよ。。。
こんちゃん
妖怪汁・・・なんだか激しそうだね。
中身は味噌汁みたいなものか、それともジュースか。。。
ドラえもんのジュースは笑えるなぁ。。
クレヨンしんちゃん、僕も嫌いだけど,外国受けはするかもね。。
村上春樹は呼んだことないなぁ、恥ずかしながら。。
確かに,Harukiって珍しいから驚くのも無理はないよね。
Hoffnungさん
うん、私もクレヨンしんちゃんはあまり好きじゃないけど、でもこっちで人気なのは分かる気がするよ。Simpsonsとかと同じ系統じゃないかなぁ。
村上春樹、我が家にも「やがて哀しき外国語」ならあったと思うよ。
あれはそこまで彼らしい本ではないけれど、スタートするにはいいかも☆
>確かに,Harukiって珍しいから驚くのも無理はないよね。
っていうか、日本語の名前自体珍しいからねぇ(笑)
「やがて哀しき外国語」読みかけた記憶があります。
今度もう一度読み返してみよう。
今読んでるのは,日経新聞の裏一面にある「私の履歴書」の4人分
まとめたもの。
東北大出身の西沢潤一さんの自伝があるので楽しく読んでいます。
この人は,ミスター半導体と言われていて,光通信などを作った人です。なかなか面白いけど,文庫本で,1600円は高い!!
個人情報だからかな。。
へぇ、新聞の裏4枚分が1600円になるの?
それなら新聞取った方がお得だねぇ。
値段が高いのは、その人が人気で出版社が「お金儲けができそう」と思ったか、西沢さんがある程度高いお金を要求したか、出版部数が少ないからだと思うよ。
個人情報かどうかに関わらず、貴重な情報はお金になるからねぇ。
ちなみにこっちは本を読む人が日本程多くないせいか、本がかなり高い!
ポケット文庫がまずなくて、本は装丁にお金をかけたようなものばかり、、、っていうのもあるけれどね。
だから、普通は2000円弱が当たり前。500円でも本が手に入るなんてありがたいよねぇ