ポルトガル旅行 1.総括
週末を利用して3泊4日でポルトガルのリスボンに初めて行ってきました。ポルトガルは旅行先として日本でも人気が出ていると聞きましたが、それも納得。人が親切、真っ青な空、歴史のある街並、美味しい海の幸・・・見所が沢山です。また、マドリッドからは飛行機で1時間程度、さらにリスボン市街は空港にとても近いこともあり、とても快適な旅でした。 リスボンはポルトガルの中で一番古い都市というだけでなく、ヨーロッパの中で一番古い都市の一つであり、何とローマより古いのです。
ポルトガルはスペインと様々な部分でつながっています。そのいくつかをご紹介します。
- 言語
言葉もその一つで、ポルトガルでスペイン語で質問してもかなり通じます。ただ、不思議なことにポルトガル人がスペイン語を理解する程スペイン人はポルトガル語を理解できない模様。4日間の滞在中に少しずつスペイン語の何がポルトガル語の何に当たるかが分かるようになりましたが、やはり奥が深いです。
- 食事
両方ともオリーブ油をたっぷりかけ、海の幸をふんだんに使います。特にポルトガルの名物のタラ(Bacalhau:バカリャウ)はスペインでもよく食べます。ちなみにスペイン語ではBacalao(バカラオ)。リスボンでびっくりしたのは、首都のはずなのに人々の生活を非常に近くで見ることができること。小さな通りに入ると、人々が外で鰯を焼いていて、その香りが辺りに漂っているんです。なんとなく日本の田舎にも通じる部分がある気がして、微笑ましく感じました。
- 石の文化
以前スペインは石の文化で数世紀以上前の建物が当たり前のようにごろごろ残っていると書いたことがあります。これはヨーロッパの様々な国について言えることだと思いますが、ポルトガルもその例外ではありません。14、15世紀の建物が至る所にあり、古い街並みと新しいデザインが融合している様子は素晴らしいの一言です。ただ、ポルトガルはこれに石で舗装された道路がさらに華やかさを添えています。
では、ここで違いもいくつか。
- Tourist friendliness
スペインもポルトガルも色々な人がいますし、土地によって違いもあるので一般化は危険とは知りつつも・・・。ポルトガルの方が英語が通じます。さらに、ポルトガルの法が何かを尋ねた時に嫌そうな顔をされません。私はもう大分スペイン人のことを知るようになったので、彼らの態度が悪意あるものでないのも分かっていますし、一度知り合いになると情が厚い人たちであることも知っています。でも、そうは言っても店員の態度が素っ気無かったりジロジロ見られたり(こっちでは見知らぬ人をジロジロ見るのが当たり前。)することが多いので、サービスという観点からはあまり心地よくない部分があるのを知っています。ポルトガルはそういう部分をほとんど感じませんでした。道を聞いても皆一生懸命ポルトガル語で説明してくれますし、とても快適でした。人の要素って大きいです。
- 食事時間
スペインは朝食が11時、昼食が14時、夕食が21時というのが普通で、時には夕食が真夜中になることも。でも、ポルトガルは他のヨーロッパと同じで、お昼は12時、夕飯は19時となっています。どうしてスペインだけこうも違うんでしょう??
- Tapas
一度お昼にリスボンのレストランに入ったら、注文していないハムとチーズの小さな盛り合わせが出されました。飲み物を頼んだ後だったので、「こんな美味しいタパスを出してくれるなんて、ポルトガルのレストランは粋なことをする!」と感激。しかし、蓋を開けてびっくり。請求書にしっかり5ユーロと書かれているじゃないですか!
スペインではバルで飲み物を注文するとそのバル自慢のおつまみが出されることがよくあるので、それと同じと思ってしまったんです。それにしては立派なタパスだと思いましたが・・・。皆さんもポルトガルに旅行をする際にはご注意を。でも、誘惑に勝てなくなったら、それはそれで美味しくいただいて下さい(笑)そして、スペインでは無料なので食べ残しのないように!
リスボンの街の特徴をいくつかお話します。この都市は海に面した起伏のある土地を利用して発展したもので、狭い道も通る路面電車が街のシンボルの一つとなっています。この路面電車のお陰で高低差の激しい市内もそこまで無理をせずに見て回ることができます。(とは言え、私たちは毎日5時間以上歩きましたが。)高台から見る景色は爽やかで、赤茶色の屋根とゆったりと流れる川の青がとても美しいですよ。
ポルトガルはタイル文化の国としても有名です。この国にいるとタイルが伝統と独創性の宝庫であることを実感せずにはいられません。家々の壁が同じ模様のタイルで埋め尽くされているのをよく見かけるのですが、それのどれもが個性的な上、シンプルなものでもそれを何百枚と並べると浮かび上がる色彩が美しく、思わず足を止めて見てしまいます。
タイルの歴史自体を知るのも面白く、イスラム教徒がイベリア半島に陶器文化を運んできたのを発端に、大航海時代の東方への憧れの影響(中国の青を出そうとしたこと)、フランドル地方の陶器彩色の影響、インドのchitaと呼ばれる彩色技術の影響等が見てとれるそうです。描かれた模様で、イスラム、フランドル地方、中国・・・とその時々の流行も分かり、本当に興味深いですよ。タイルを見るなら聖ビセンテ修道院(Sao Vicente de Fora)へ。ラ・ファーブルの「寓話」に合わせたタイルもあります。
他のお勧めのスポットはサン・ジョルジュ城(Castelo de Sao Jorge)。ここからの街の眺めは最高です。併設の博物館では鉄器時代からのリスボンの歴史を見ることができます。ただし、ここに上がるまでの道のりは険しい・・・。
では、続きもどうぞお楽しみに!
どーも、どーも。
本当にびっくりしたよ、まさか「地の果て」の一歩手前の場所で日本の知り合いに会うのだから。
お久しぶりでした。
ポルトガルはやっぱりご飯が最高だったね。日本でも最近食べさせるところが
いくつかあるのだけど、こっちで食べるカタプラーニャと現地のカタプラーニャは結構違ったよ。
現地の方がもちろんおいしかったけれど、現地の方が日本のおじやに相当近くて、ポルトガル料理と
日本料理の近似性を痛感しました。いわしもよく焼くらしいじゃないですか。しょうゆ持参した方がいいよ?
続編期待してまーす。
どうもありがとう。
私もいきなりポルトガルで会えるとは思わなくてびっくりしちゃいました。
カタブラーニャ、私は食べなかったけどやっぱり美味しかったのね。今度に期待!!
また続編を書こうとは思っているんだけど、最近バタバタしているので週末になりそうです。
でも、出すので楽しみにしていてね。
おひさしぶりです!(39さんのブログからきました)
かっこいいタイルや建物・街並みもかっこいいけど、、、
なんといってもマドリードにない海!!がすばらしかったんじゃない?
よさそうな旅行でうらやましい☆
Keisuke君は、あのマドリッドのKeisuke君だね!
その後はどう?官僚機構はまた違った仕事なのかしら?
マドリードにない海、確かに最高でした!
とは言っても、実はこの写真は川なの(^^) でも、私も最初は海だと思っていて、二日目にして気づきました(笑)
またKeisuke君の近況も教えて下さいな♪
Exacto!
そっか、リスボンは海に面してないんだね(><)失礼
まだ、金融の世界の人だから、思ったより変わんないかも。
Y tu? Hasta luego.
こちらも元気にやってますよー。
またこっちに来る時は是非連絡してね!
お久しぶりです!
久しぶりにインターネットをしました・・・というくらい忙しい毎日ですorz
リスボンの写真を見て、またヨーロッパ行きたいなぁという気になりました。お金貯めてまた行きたいです!
リスボン、雰囲気いいですよね。僕はsardinhas asadasをたくさん食べました☆
あと、Cabo da Rocaという岬にも足を伸ばしました。またいつかリスボンに行ってみたいです。
saludos!
masashi君
どうもありがとう!そして、本当にお久しぶりです。
ガリシアからポルトガルはとても近いし、文化的にも言語も似ていると思うので、きっと楽しかったのではと思います。やっぱりsardinhasは外せないね。(それにしても、スペイン語から考えるとポルトガル語の単語って音が可愛い・笑)
masashi君のHPもまたこちらで紹介させて下さい☆