スペイン優勝！
感動の一瞬！
ワールドカップが終わって既に数日経過してしまいましたが、記念すべきイベントとして日記に残したいと思います。
本当におめでとう！！
スペインが初めてワールドカップで優勝しました。スペイン人にとってこんなに嬉しいニュースは本当に久々です。日曜日は皆遅くまでお祭り騒ぎ、月曜日も皆興奮冷めやらぬ感じでした。
バスにまでスペイン国旗が！
準決勝のドイツ戦で１－０で勝った辺りから、スペイン人のワールドカップ熱はさらに高まりを見せ、マドリッドでは既にその夜にはスペイン国旗を持った人やユニフォームを着た人たちで溢れかえっていました。その後、職場でも、皆どこで決勝戦を観戦するかで盛り上がること盛り上がること！
友人の中には、レアル・マドリッドのホームのSantiago Bernabeuで観戦する人も多数。レアル・マドリッドが優勝すると皆が水浴びをする噴水がシベレス広場(Plaza de Cibeles)という所にあるのですが、この周囲で観戦する人もいました。日曜日に閉まるバルも、この日は休日返上で開ける所が沢山ありましたし、それぞれが「フィナーレ」に向けて準備を進めていました。
決勝戦当日。試合は午後８時半からスタート。私達は友人の家で観戦することにしましたが、行く途中はユニフォームを着た人や、スペイン国旗の赤と黄色の服を着た人だらけ。通る車はスペイン国旗をはためかせ、クラクションをガンガン鳴らしていました。
ところが！友人宅への到着がちょっと遅れてしまったのですが・・・８時半を過ぎると地下鉄にはほとんど乗客がおらず、通りに出てもほとんど人がいない！いつもは車でごったがえす通りも、バスが通るだけ・・・。この差にはびっくりです。さらに歩いて行くと、ゴールが決まりそうになる度に、近くのバルや家から「うぉーっ！」という叫び声が。。。
観戦スタート！
このファールはすごかったです。その後も何かとジョークのネタになっていました。
友人宅での試合観戦は、スペイン国旗を床に敷き、そこにおつまみをいっぱい置いてスタート！オランダのプレーの仕方に、友人達は不満の嵐。「あれはファウルだ！」「オランダは汚い試合をするなぁ。」「ドイツとの試合の方がずっと良かった。」と厳しいコメントの数々。ですが、途中からスペインも反撃に。審判がファウルを取らなかった時には、怒ったイニエスタが相手の頭にポカンとするシーンも（笑）転んで大げさなリアクションを取る選手、ファウルまがいのことをする選手・・・と、ファウル乱発の試合でした。最終的には、延長後半でイニエスタがゴールを決め、これが決勝点となりスペインが優勝！！！皆で大声で叫んで喜び合いました。ちなみに、この審判にはオランダチームも不満があったようで、試合終了後にオランダの監督が審判に詰め寄るシーンも。何はともあれ、とてもエキサイティングな試合でした。
表彰式の前には、スペイン選手全員にユニフォームが配られました。そこには「ワールドカップ優勝」を表す★が一つ。優勝杯を手にした選手達に、金色の紙吹雪と打上花火。感動が最高潮に達した瞬間でした。
おまけ。キーパーのイケル・カシーヤスと、スポーツキャスターのサラ・カルボネロのカップル。決勝の後は、思わずカシーヤスがインタビューでキスをしてしまいました。周りの反応は「正直でよろしい」「決勝だから仕方ないよ」とのことでした。
その後は皆で通りを歩くと、同じように通りに出てきた人たちに出会い、皆で「カンペオーネス(Campeones = Champions)、カンペオーネス！」や、「Yo soy español, español, español… (I am Spanish, Spanish, Spanish)」といった歌を歌いながらずんずん進んで行きました。
お祭騒ぎ〜！
すると・・・近くにある噴水に人が入って水浴びをしているではありませんか！
水の掛け方も本格的！
噴水の周りは山のような人だかりです。
人だらけ！！
皆国旗を手にして踊り、信号で車が止まる度に前に出て踊っています。
待ち伏せをして・・・
車に向かって叫ぶー！
噴水の中では皆が水のかけっこをしていて、何と旗を羽織った犬まで水浴びをしていました。爆竹が鳴り、花火が打ち上げられ、車はクラクションをがんがん鳴らし、水や煙でもうもうとしている中で皆で国家を歌いました。こんなにスペイン人が団結している姿を見ることは今までなかったので、本当に新鮮でした。
水浴びワンちゃん
その後、私は眠気に勝てず、早目に退散。友人達は朝の３時頃までそこで騒いでいたそうです。家に着いてからも、外は叫び声やクラクションでうるさく、どこでもお祭り騒ぎでした。（とは言え、眠かった私はぐっすりでしたが。）
警察の車は皆で取り囲んで揺らします！
次の日、職場では国旗色の服を着た人があちこちにいて、スペイン国旗が色々な場所にあり、前日のお祭の余韻がまだ残っていました。その日、選手の凱旋を見にグラン・ビア通りに行った人もたくさんいたようで、改めて今回のイベントの大きさを実感しました。
次の日に新聞を買う人達の行列。
一生に一度あるかないかのイベントに参加でき、本当に思い出に残る一日となりました。また、「スペインとは違うのよ」といつもアピールするカタルーニャ地方でさえ、一部ではスペイン国旗が掲げられたようで、改めて国民がかなり結束したという意味でも意義のあるイベントだったと思います。（カタルーニャの一部では、「別の国の試合だから興味がない」と言って試合観戦をしなかった人、「ほとんどの選手はバルサ（バルセロナのサッカーチーム）の出身だ。結局カタルーニャが勝ったようなもの。」と言う人もいるようですが・・・。バルサの選手が皆カタルーニャ出身というわけでもないですし、私は純粋に今回の優勝を喜びたいと思います。）
Viva, España!!!
