Haruki's way

〜スペイン・この不可思議な国〜

引越しその1

近所のレティロ公園のバラ園。引っ越したら遠くなるのがちょっと残念。

近所のレティロ公園のバラ園。引っ越したら遠くなるのがちょっと残念。

引越し前から電話会社に連絡していたにも関わらず、引っ越してから先週まで電話会社の対応が悪く、インターネットも何もない状態がずっと続いていました。
そして、私たちの自前のHPのサーバーが我が家にあったこともあり、「電話線開通せず=HPを外部から見るのは不可能」という状態が1ヶ月以上続きました。
その間に色々な方から、「HPが見られないけれど、もう閉鎖したの?」「別の場所にHPがあるの?」といった質問を沢山いただきました。どうもご心配をおかけしました。

その間にも書きたい事は山ほどあり、これから少しずつ書き溜めたものをアップデートして行きたいと思います。ちょっと古いものもありますが、その頃に返ったつもりでお読みいただければ嬉しいです。

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8月12日、ついに引越しの日が来ました。

この広々としたスペースと沢山のバラの花を見るだけで幸せになります。

この広々としたスペースと沢山のバラの花を見るだけで幸せになります。

実は、工事を担当している業者の仕事に一部不備があり、やり直しをお願いしたりしたこともあり、引越し当日まで一部リフォームが行われていました。とはいえ、私たちは13日より休暇でマドリッドを離れることが決まっていたので、12日に引越しをするという決意を新たに、引越業者を手配し、見積もりをお願いし、最終的に12日の朝に業者が全ての梱包もしてくれることになっていました。

しかし、引越し当日の朝、悲劇が起きました。業者の男性3人が来て、いきなり「こんなに沢山の物を運ばなければいけないなんて聞いていない。箱の数は見積書には書いていなかった。」と言ってきました。私が見積もりの申請をインターネットでしたのですが、確かに箱の数は記入しませんでした。いくつになるかは業者が決めることだと思っていたので・・・。他の業者は我が家に来て荷物の量を測っていましたが、この業者だけは我が家に来なかったので、このような誤解が発生したのですが。

夫は、ようやく引越しをして休暇に出られると思っていたので、この変化にショック状態。顔面蒼白で、「問題があるなら解決する為に話し合いましょう。」と言ったのですが、業者の男性のうちの1人が、「こんなに沢山のものを運ぶことになって、さらに新居でエレベーターを使えないなんて聞いていない。明らかに悪意があったとしか思えない。これは仕事の問題じゃなくて、感情の問題だ。」と言い始めました。(後で業者とやり取りをしたメールをチェックしたら、明らかにエレベーターが使えないことは書いてあったのですが。)

業者は「合意した後に条件を変えたんだ。」の一点張り。さらに、「金額の問題なら、それについてもしっかり話してお互いの合意点を見つけましょう。」と夫が言いましたが、「問題があるなら初めから引き受けない。」と、変な主張を繰り返すばかり。

彼らは一度出た後、また我が家に戻ってきましたが、「俺たちは引越しはしないよ。他の業者を探して。問題がおきてほしくない。」とだけ言って、ろくにこっちを見ることもなく引き上げてしまいました。こんなことがあっていいものだろうか、と私は唖然。前日まで、寝る間を惜しんで荷物を仕分けしたり、整理したりしていたのは何だったのだろうか・・・。何よりも、ここまで引越しが無事に終わるようにと疲労困憊の中リフォームを進めてきた夫が可愛そうになってしまいました。いずれにしても、こんな問題が起きると、もうこの業者に引越しをお願いするのも馬鹿らしく、休暇の後に落ち着いて引越しをすることに決定しました。

子供用のお風呂場の洗面台。タイルの色、洗面台の形、水道の種類や角度等、本当にぴったりとした物を選ぶまでには時間がかかりましたが、それも良い思い出です。

子供用のお風呂場の洗面台。タイルの色、洗面台の形、水道の種類や角度等、本当にぴったりとした物を選ぶまでには時間がかかりましたが、それも良い思い出です。

その後、気を取り直して新居に向かい、台所の石の台の設置、クローゼットの調整等、いくつかの業者と一緒にすることになっていた仕事を完了させました。引越しと同時にすることになっていた仕事でしたが、こうして引越しができなくなってみると、「一緒に全てしていたら本当に大変だった」と感じました。というわけで、引越しができないのは残念でしたが、変な業者に引越しを頼むこともなく、ゆっくりリフォームを進めることができ、逆によかったかなと最終的には思いました。

新居のマンションの管理人の男性によると、朝早くにこの引越業者が様子を見にきたようで、「エレベーターは引越しに使えますよね?」と聞いてきて、管理人が「いや、ここに住む人が使えないと言ったなら、私は使えるとは言えませんよ。」と言ったところ、何も言わずに立ち去ったとのこと。恐らく、確信犯だったのでしょう。知り合いから薦められた業者の一つがこうですから、本当に気を引き締めて選ばなければいけませんね。

引越しは休暇の後、9月の初めに行う予定です。今度こそうまく行きますように!!

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2 Comments

  1. この3年間で6,7回は引っ越していますが、一応荷物を運んでくれるだけ日本の業者は良心的なんでしょうか。
    運び始めて、運びきれなくてトラック2台、料金も倍、ということはありましたが。

    • Goさん

      3年間で6、7回はすごいですね。
      こちらだと、通常は業者が見積りをした後に契約書にサインをするので、料金に上乗せということはないようです。(業者の見積りが甘かったということになるようです。)
      そう思うと、私達の業者は異常だった、としか言いようがないです・・・(苦笑)